曇り空の隙間から青空がほんの少し。弱い日ざしでも久し振りに見ると小さな青空にも心は安らぎます。天気のせいで週末はどこにも行かず、珍しく読書(アガサとエラリーの推理小説)三昧のためか、御苑が気になって散歩がてら出かけました。自宅から5分程の大木戸門から入り、反対側の千駄ヶ谷門に抜けたのですが、こちらもコロナ騒動以来久し振りの入苑です。
長雨も手伝ったのでしょうか、芝生は手入れはされていてもしっかりと伸びて、緑色もさらに深みを増しています。その芝生にはコロナ以前とくらべればまだ、人出は少ないのですが、三々五々、家族連れでしょうか、楽しそうに集っています。またマスク姿の人も少ないようで伸び伸びしています。確かにここでは三密は避けられそうです。
また西新宿の高層街も意外と近くに見えています。
この大都会に、こんなオアシスみたいなところが近くにあることを、コロナのおかげで改めて意識しました。
さて、千駄ヶ谷門から御苑を出て、明治通りに向かい、そこでタクシーに乗って新宿に向かいます。走り出せば窓外には通りを歩く人もだんだんと増えてきます。でもまだコロナ前の姿に戻ったわけではありません。それと、新宿あたりでは外国人の数がめっきり減少したのに気付きます。
運転手さんにお客さんの戻りを聞くと、昼は6~7割、夜はまったくダメとのことです。
Go Toトラベルに東京も10月1日から入ります。さらに10月中旬からはGo Toイベント、Go To商店街、Go Toイートと、まるでGo To××の揃い踏みのようです。Go Toと云えば必ず人は動きます。人が動けばお金も動きます。景気は動くお金の量とそのスピードで決まります。皆さん、コロナに慣れてきて、結局優先するのは経済と云うことになってきたのでしょうか。来年のオリンピックを考えれば、当然に入国制限も緩和されるに違いありません。
Go To××で人が動けばコロナも動きます。コロナが動けば経済は止まります。
ここで上手にこれらのバランスをとることは、かなり難しい技です。
タクシーは途中で降り、新宿で買物をして家に帰る途中、ふっと振り向けば、ビルの窓ガラスに反射する夕日は、これまで続いた長雨になんとかバランスしようと頑張っています。きっと明日晴れるにちがいないと……
やはり今朝は雲一つない青空が広がっていました。昨日の推理は図星でした。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
このGo To揃い踏みは新型コロナウイルス感染症の流行と、その流行による緊急事態宣言に伴う外出自粛要請で疲弊した景気・経済を再興させることを目的とした、政府による経済政策なのです。ですから当然に政府支出をもって賄うことになります。
勿論、その資金は国債を金融機関から購入する形で、日銀が保有し、その支払に、日銀券(貨幣)を発行します。
2020年9月20日現在の日銀のバランスシートはざっと以下のようです。
と云う具合にバランスしています。数字は全て「約」となります。
尚、日銀の資本金は1億円で、当社と同じジャスダック市場で金融銘柄として上場しています。今朝の株価は28,020円で大株主は勿論政府です。
上記日銀バランスシート資産勘定の国債は、そのうち100兆円以上がほぼ0%利回りとなっています。
もし、そのうちに金利が上昇すると仮定すると、資産の国債価格は下落し、かなりの評価損を出す可能性があります。その時は負債の当座預金の金利も上昇しますので、日銀の資産と負債のバランスは崩れることになります。
でも大丈夫、日銀には貨幣発行能力がありますので資金繰り倒産はありません。
一昨日のTVニュースを観ていて分かるのですが、三権分立と教科書では習いましたが、トランプ大統領が最高裁判事にバイレット氏を指名しました。人事権もあり、過去の歴史ニューディール政策を見ても、司法より立法より、行政(政府)が実際的に権限があるのですね。
よって今後の日銀の金融事情についても、菅政権の今後が注目されるところとなります。
本日のボンドランチ
今日の昼食はバランス第一に考えました。