青々と茂った木々の葉の間からさし込んでくる、強烈な日光は、紺碧の空から百日紅の花房にも燦々と降り注いでいます。木陰から出れば茹だるような暑さ、猛暑日はまちがいなさそうです。
昼時、部屋に戻って換気のため窓を開ければ、ベランダのヒマワリは逆にこの直射日光が好きなのかと思われるさまで、スクスク伸びています。蒔いた時期が遅かったのか、明日から9月だと云うのに、いまだ花芽もついていません。
連日猛暑の続く昨日、汗をかきながらマスクをして、浅草に出かけてきました。あの雷門にも、人出は少し戻ったようですが、あれだけいた外国の観光客らしき人は全くと云って
いいほど見かけません。稼ぎ時のはずの仲見世でもシャッターが下りている店もあり、人力車のお兄さんもどこか淋しげです。
これでは観光収入は激減はもとより、消費も伸びるはずがないように思います。
それにしても、28日(金)突然の安倍首相辞任のニュースには驚きました。コロナ禍の中、またGDPも急降下していて、経済の見通しがつかない中での辞任です。
安倍首相はそれでもコロナ禍対策には制限なく、支出していくと明言していました。
また、新聞各紙とも「財政・金融政策には変わりはない」と伝えています。本当に大丈夫なのでしょうか。
また、コロナ禍による財政出動は世界各国とも同じで、EUの優等生ドイツ、メルケル首相も「コロナ禍はドイツ財政に困難な課題を突きつけている」と云っています。均衡財政を憲法に揚げ、健全財政のドイツでさえ将来不安に言及しているのです。
況や、2013年以来日銀の黒田総裁とコンビで、過剰なまでに金融緩和政策をとり続けてきた日本においてをや。次を引受ける新しい政権にしても、いつまでも緩和政策を続ける借金積上げ政策はとれず、出口戦略にはけっこう苦戦しそうです。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
この度の辞任は、持病再発で職務困難との理由でしたが、この病気の再発はストレスが大きな原因と専門家は云っています。
ストレスにもいろいろあると思います。当然コロナ対策もその一因であったに違いありませんが、最も大きなストレスになったのは、12月に迫っている来年度の予算編成ではなかったのかと、勝手に思っています。首相の最も重要な仕事ですから。
とにかく前述したように、歳入がコロナのために激減していますし、それに加えてのコロナ対策予算の膨張です。また、頼りの21.7兆円の消費税も、今年度だけでも23.3兆円となる国債の金利支払に消えてしまいます。当然コロナ下では法人税も所得税も激減するとなれば、もしかすると税収の2、5倍ぐらいの予算を組まざるを得なくなるかもしれません。
前代未聞の予算となれば今、名前の上がっている首相候補者の中には後継首相引受けに躊躇を覚えるかもしれません。
いづれにしても次の首相は、大変ご苦労なさるのではないでしょうか。
一方、日銀の黒田総裁は2023年4月まで任期が残っていますが、いままでの安倍首相と二人三脚でやってきたのに、相棒が抜けられてガッカリと云うより、緩和政策の後始末の責任の過重に、悩んでいるかもしれません。
どちらにしても、コロナに猛暑、そしてゲリラ豪雨、さらに突然の安倍首相の辞任と、今月はいろいろとありすぎるぐらいにありました8月も今日で終わりです。
通りを救急車がボリューム一杯に甲高い音をたてながら通っていきます。
より暑さが身に染みそうです。
本日のボンドランチ
外食は控えていたのですが
久しぶりに・・・・